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薬剤比較
パーキンソン病治療薬 〜2018年ガイドラインの変更ポイント・薬効まとめ〜
#パーキンソン病 #イシヤク #レボドパ #COMT阻害薬 #MAO-B阻害薬 #メネシット #マドパー #シンメトレル #エフピー #トレリーフ
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最終更新:2022年1月4日
脂質異常症治療薬 スタチン不耐のフローチャート・薬効ごとのまとめ
#脂質異常症 #イシヤク #スタチン #フィブラート #クレストール #リピトール #EPA製剤 #MTP阻害薬 #PCSK9阻害薬 #陰イオン交換樹脂
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最終更新:2021年12月27日
ステロイド外用薬 〜強さごとのまとめ〜
#ステロイド #イシヤク #アンテベート #デルモベート #フルメタ #リンデロン #ベトネベート #ネリゾナ #ロコイド #マイザー
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最終更新:2022年5月11日
甲状腺疾患治療薬一覧 〜バセドウ病・潜在性甲状腺機能低下症の診断フローチャート〜
#イシヤク #甲状腺機能低下症 #バセドウ病 #チラーヂン #亜急性甲状腺炎 #無痛性甲状腺炎 #メルカゾール #チウラヂール #甲状腺機能亢進症
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最終更新:2022年2月9日
認知症治療薬一覧 〜病期別治療薬選択のアルゴリズム〜
#認知症 #イシヤク #コリンエステラーゼ阻害薬 #NMDA受容体 #ドネペジル #レミニール #イクセロン #アルツハイマー #メマリー
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最終更新:2022年5月11日
健康診断で要精査 尿潜血の対応方法
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最終更新:2022年5月22日
炎症性腸疾患(IBD)治療薬 薬効ごとのまとめ
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最終更新:2021年12月15日
抗精神病薬 〜統合失調症・双極性障害の症状別第一選択薬〜
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最終更新:2022年9月6日
気管支喘息治療薬一覧 〜喘息治療のフローチャート〜
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最終更新:2022年6月30日
不可侵領域になりがちな内シャントについて知ろう!
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最終更新:2022年11月4日
初期研修医が知っておきたい性感染症の正しいアプローチ
#マイコプラズマ・ジェニタリウム #尿道感染症 #アジスロマイシン #ドキシサイクリン #クラミジア
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最終更新:2022年10月25日
男性更年期とLOH症候群~テストステロンが関わる疾患とは~診察入門
#加齢男性性腺機能低下症候群 #テストステロン補充療法 #AMS #LOH症候群 #男性更年期
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最終更新:2022年8月15日
尿閉の診察~カテーテルの抜去を目指して~アプローチの方法
#膀胱肉柱 #前立腺肥大 #尿閉 #畜尿機能障害 #膀胱カテーテル #水腎症 #排尿機能障害
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最終更新:2022年7月20日
おちんちんが変!ペニス(包皮)のトラブル〜小児を中心に〜
#嵌頓包茎 #包皮炎
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最終更新:2022年5月24日
タマが腫れている!! ~無痛性陰嚢腫大の診察~ 病棟・外来編
#陰嚢水腫 #無痛性陰嚢腫大 #精液瘤
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最終更新:2022年5月3日
前立腺癌治療薬まとめ 〜ホルモン療法・去勢抵抗性前立腺癌治療・骨転移治療〜 イシヤク
目次 1. 前立腺癌 診療アルゴリズム 2. 前立腺癌 治療アルゴリズム 3. LH-RHアゴニスト 4. LH-RHアンタゴニスト 5. 抗アンドロゲン薬 6. 去勢抵抗性前立腺癌治療薬 7. タキサン系:ドセタキセル・カバジタキセル 8. 抗アンドロゲン薬:アビラテロン・エンザルミド・アパルタミド・ダロルタミド 9. 放射線医薬品:ゾーフィゴ
前立腺癌 診療アルゴリズム 日本癌治療学会 がん診療ガイドライン 2016年
前立腺癌 治療アルゴリズム 副作用等の問題からエストロゲン薬の使用 は、控えられるようになっています。 今回のスライドでは、ホルモン療法・化学療法 ・去勢抵抗性前立腺癌への治療薬・骨転移治 療について触れていきます。 日本癌治療学会 がん診療ガイドライン 2016年
前立腺癌 ホルモン療法 前立腺癌におけるホルモン療法は、アンドロゲ ンの作用を抑制することの総称で、アンドロゲン 遮断療法(ADT)とも呼ばれる。 LH-RHアゴニスト/LH-RHアンタゴニスト 下垂体からの LH(性腺刺激ホルモン)分泌を抑 制し、精巣からのテストステロン分泌を抑制する ことで、前立腺癌を縮小せる。 抗アンドロゲン薬 前立腺細胞においてアンドロゲンのアンドロゲン 受容体への結合を阻害することで前立腺癌の 進行を抑える。
前立腺癌 ホルモン療法 CAB療法(MAB療法) アンドロゲンの作用を最大限に遮断する目的 で、外科的去勢(精巣摘出術)や内科的去勢 (LH-RHアゴニスト/アンタゴニスト)と、抗アンド ロゲン薬を併用することがある。 CAB(Combined androgen blockade)療法とい う。 CAB療法は去勢単独両方と比較して有効性が 高く、有害事象・ QOL・経済性も同等ないし許容 範囲内であるため、本法では標準治療の 1つと して推奨されている。ただし、転移性前立腺癌に おけるCAB療法の優位性は明確には立証され ていない。
LH-RHアゴニスト:リュープロレリン・ゴセレリン 作用 機序 ゴナドトロピン分泌を抑制し、卵巣か ら女性ホルモン分泌や精巣からの男 性ホルモン分泌を抑制する。 フレアアップ現象: 初回投与後数日 後に症状悪化(排尿困難や骨痛な ど)を起こすことがある。 リュープリン:効果が 1ヶ月持続する LH-RH誘導体。 リュ ープ リン リュープリンSR:効果が3ヶ月持続す るLH-RH誘導体。 リュープリンPRO :効果が半年持続 するLH-RH誘導体。
LH-RHアンタゴニスト:デガレリクス 作 用 機 序 ゴ ナッ クス GnRH受容体に結合し、ゴナドトロ ピン分泌を抑制し、男性ホルモン 分泌を速やかに低下させる。 LH-RHアゴニストと異なり、 フレアアップを引き起こさないのが 特徴 ゴナックスは、前立腺癌治療薬で は初となる、GnRHアンタゴニス ト。これまでの製剤と違い、あらか じめ抗アンドロゲン薬を飲む必要 がないので、すばやい効果を期待 できる。
抗アンドロゲン薬:フルタミド・ビカルタミド 作用 機序 去勢 抵抗 性前 立腺 癌 前立腺細胞においてアンドロゲンのア ンドロゲン受容体への結合を阻害し、抗 腫瘍作用をあらわす。 内分泌療法に奏功しなくなった転移の ない、去勢抵抗性前立腺癌:ニュベク オ、アーリーダが無転移期間を延長す る。 転移性去勢抵抗性前立腺癌:イクスタ ンジが生存期間を延長する。
前立腺癌 去勢抵抗性前立腺癌 去勢抵抗性前立腺癌( CRPC) ・ホルモン療法が効かなくなった前立腺癌 ・初回ホルモン療法を続けていくうちに、前立 腺癌細胞は性質を次第に変化させ、去勢状 態でも生き延びる力を獲得していくようにな り、結果として初回ホルモン療法が効きにくい 癌細胞が癌化して CRPCになると考えられて いる。 治療薬 従来の標準治療薬:ドセタキセル(タキサン系 抗がん剤) 新薬 ・抗アンドロゲン薬(アビラテロン・エンザルミド ・アパルタミド・ダロルタミド) ・カバジタキセル(タキサン系抗がん剤)
タキサン系:ドセタキセル 転移性去勢抵抗性前立腺癌に対 する治療としてドセタキセルは 70〜75mg/m2の3週毎+プレド ニゾロン10mg の連日併用投与 が推奨される。
タキサン系:カバジタキセル
抗アンドロゲン薬:アビラテロン・エンザルタミド 作用 機序 去勢 抵抗 性前 立腺 癌 前立腺細胞においてアンドロゲンのアン ドロゲン受容体への結合を阻害し、抗腫 瘍作用をあらわす。 内分泌療法に奏功しなくなった転移のな い去勢抵抗性前立腺癌( CRPC) →ダロルタミド、アパルタミドが無転移期 間を延長する。 転移性去勢抵抗性前立腺癌 →エンザルタミドが生存期間を延長す る。
抗アンドロゲン薬:アパルタミド・ダロルタミド
前立腺癌 骨転移治療
放射線医薬品:ゾーフィゴ
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