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SARS-CoV-2の重要な変異株 (オミクロンとその亜系統) 2022年11月版

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18

2022/11/5
2022/11/5 更新

本スライドの対象者

医学生/研修医/専攻医/専門医

内容

2022年11月初旬時点のSARS-CoV-2の重要なvariant(変異株または変異体)について解説しています。以下、まとめスライドから抜粋。オミクロンは、感染伝播性はデルタと比較して高く(2-3倍)、それまで流行していたデルタを駆逐して、第6波の原因になった。入院リスクはデルタより50%以上低いという報告が多いが、感染者の絶対数が著増し、主に都市部で医療逼迫の原因となった(2022年2月)。オミクロンの亜系統のうち、当初はBA.1が流行したが、2022年3月下旬以降、BA.2が主流、6月下旬からはBA.4/BA.5が増加傾向となり(感染伝播性と免疫回避↑)、7月以降主流(第7波の原因)となった。今後は、BA.2.75、BA.4.6、XBB、BQ.1.1など動向を注視する必要がある。インフルエンザとCOVID-19の同時感染は予後が悪い可能性があり、ワクチン接種が重要である(インフルエンザワクチンとCOVID-19ワクチンの同時接種は可能である)。

黒田浩一

神戸市立医療センター中央市民病院


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SARS-CoV-2の重要な変異株 (オミクロンとその亜系統) 2022年11月版

  1. SARS-CoV-2の重要な変異株(オミクロンとその亜系統)2022年11月版 神戸市立医療センター中央市民病院 感染症科 黒田浩一 2022.11.5更新

  2. このsectionの内容 変異株(variant)とは オミクロンとは? 各亜系統について -2022年3月以降の状況- - オミクロン:第6波の原因となった - オミクロンBA.1の特徴のまとめ - 高い感染伝播性 - 短い潜伏期間 - 重症度(入院・死亡)はデルタより低い - 中和抗体薬の効果の低下 - 変異株の変遷(BA.2→BA.5) - BA.2系統:2022年3月~ - XE系統の出現、その後の増加なし - BA.4/BA.5系統 - BA.2.75系統(インド) - BA.4.6系統

  3. 変異株(variant)とは?

  4. 変異株 variant とは 世界的に問題となっている変異株は、ウイルスのスパイク蛋白をコードする遺伝子の変異によって、アミノ酸配列が変化し、ウイルスタンパクの性質に変化(感染・伝播性の増加や抗原性の変化)がみられているものである VOC=Variants of concern(懸念される変異株):感染性増加、病原性の増加、臨床疾患像の変化、公衆衛生や社会的措置または利用可能な診断方法・ワクチン・治療薬の有効性の低下、等に関連する世界的に公衆衛生上重要なvariantのこと

  5. 補足:variantの日本語訳 Variant:「変異体」、「変異株」、「バリアント」 Strain:「株」、「系統」(動物ウイルスでは「株」が使用される場合が多い) Lineage:「系譜」、「系統」、「リネージ」(動物ウイルスでは「系統」が使用される場合が多い) Clade:「クレード」、「系統群」、「分岐群」 「strain、variant、lineage、clade」の訳語について. https://www.kansensho.or.jp/modules/news/index.php?content_id=362

  6. 名称変更の提案(国名を入れない) WHO(2021.5.31):https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/

  7. 現在流行中のVOCはオミクロン WHO(2022.7.10):https://www.who.int/en/activities/tracking-SARS-CoV-2-variants/

  8. オミクロンとは?

  9. オミクロン:第6-7波の原因 https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/entire/ [2022.10.25最終アクセス] α δ ο 2021.2.17- 医療従事者に接種開始 2021.3- アルファの流行 2021.4.12- 高齢者への接種開始 2021.6- デルタの流行 2022.1- オミクロン流行BA.1 2022.3- オミクロン流行BA.2 2022.7- オミクロン流行BA.5 第7波

  10. 2021年11月24日:南アフリカではじめて報告された変異株(variant) 基準株と比較して、スパイク蛋白に30か所程度のアミノ酸置換を有し、3か所の小欠損と1か所の挿入部位をもつ 主な変異:N501Y、E484A、G142D、G339D、S371L、S373P、S375F、S477N、T478K、Q493K、G496S、Q498R、Y505H 、P681H 感染伝播性   ワクチン効果   モノクローナル抗体の効果 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第5報) https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10876-sars-cov-2-b-1-1-529.html オミクロンBA.1のアミノ酸置換

  11. オミクロンBA.1の特徴のまとめ 感染伝播性がデルタより2~3倍高く、倍加時間・世代時間・発症間隔・潜伏期間(約3日)がデルタより短い→急速に感染が拡大しやすい 入院リスク・死亡リスクは、デルタより低い(30-50%程度) 症状は、咽頭痛が多く、味覚嗅覚障害が少ない。肺炎は少ない。 カシリビマブ・イムデビマブ(ロナプリーブ®:抗体カクテル療法)が無効である mRNAワクチンによる感染予防効果が低下した。重症化予防効果は、比較的高く維持されているが、デルタに対する効果と比較すると低い。

  12. 主に南アフリカ・英国・デンマークなどのデータから 感染伝播性が高いことは確実(デルタの2-3倍?) - 実効再生産数・家族内2次感染率が高い - 倍加時間の短縮(英国では1.5日、1月中旬の東京・大阪 約2日) ※世代時間(ある患者が感染してから二次感染を起こすまでの時間)・発症間隔や潜伏期間がデルタ株より短縮している可能性が指摘されている(日本のデータでは、発症間隔2.6日、95%が0.7-4.9日) ※感染様式の変化は確認されていない SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第5報) https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10876-sars-cov-2-b-1-1-529.html J Med Virol. 2021 Dec 30. doi: 10.1002/jmv.27560. SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)の発症間隔の推定:暫定報告(2022.1.31) https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10952-b11529-si.html 高い感染伝播性 JAMA. 2022 Jan 24. doi: 10.1001/jama.2022.0262.

  13. 短い潜伏期間 実地疫学調査および新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(HER-SYS) のデータを用いて潜伏期間の推定を行ったところ... 実地疫学調査:中央値は2.9日(95%信頼区間:2.6-3.2)、99%が曝露から6.7日以内に発症 HER-SYSのデータ:アルファの中央値は3.4日(95%信頼区間:3.3-3.6)、オミクロンは2.9日(95%信頼区間:2.5-3.2)。オミクロンでは、感染から95%・99%が発症するまでの日数は7.1日・9.7日 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)の潜伏期間の推定:暫定報告(2022.1.13). https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10903-b11529-period.html

  14. 重症度・入院・死亡への影響(観察研究のみ) 南アフリカでは - デルタと比較して、入院オッズ 0.2(2.4% vs 12.8%) - 入院患者の重症化(呼吸不全)オッズ 0.3 英国のデータだと、入院・死亡リスクはデルタの50%未満 SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第5報) https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/10876-sars-cov-2-b-1-1-529.html 重症度(入院・死亡)はデルタより低い Lancet. 2022;399(10323):437-446. doi: 10.1016/S0140-6736(22)00017-4.

  15. 英国での検討では... ワクチン非接種者25%、感染既往あり7%の集団 - オミクロンはデルタより  入院リスク 約40% (ただし10歳未満は同等)  死亡リスク 約30% ワクチン非接種者に限定すると  入院リスク約30%、死亡リスク20% https://doi.org/10.1016/S0140-6736(22)00514-1

  16. それほど入院リスクは低くない? ワクチン接種なし・感染の既往なしの場合 (診断されていない感染の既往も調整すると) - 入院リスクはデルタの約75% - 入院リスクはアルファと同等 N Engl J Med. 2022 Feb 17;386(7):e14. doi: 10.1056/NEJMp2119682. Ferguson N, Ghani A, Hinsley W, Volz E. Report 50: hospitalisation risk for Omicron cases in England. Imperial College London, December 22, 2021 (https://www.imperial.ac.uk/media/imperial-college/medicine/mrc-gida/2021-12-22-COVID19-Report-50.pdf.).

  17. オミクロンの重症度が低い理由 ウイルスそのものの特性 - 肺炎を起こす頻度・重症度が低い ワクチン接種率が高い状況で流行した 既感染率が高い状況で流行した(特に欧米・南ア)

  18. 中和抗体薬の効果の低下 2022.9現在使用可能な抗SARS-CoV-2モノクローナル抗体(中和抗体薬) - カシリビマブ・イムデビマブ(ロナプリーブ®) - ソトロビマブ(ゼビュディ®) ロナプリーブ®のBA.1に対する中和活性は著明に低下 ゼビュディ®はBA.1では中和活性維持、BA.2では効果低下 近日中にエバシェルド®が使用可能になる(特例承認済) チキサゲビマブ/シルガビマブ:BA.1/2/4/5に効果が期待できる

  19. 各亜系統について-2022年3月以降の状況-

  20. 変異株の変遷(BA.2→BA.5) BA.2系統への置換(2022年3月~) BA.2系統の特徴 BA.4/BA.5系統(2022年7月~) BA.2.75系統、BA.4.6系統 BQ.1.1系統、XBB系統(今後?)

  21. BA.2系統:2022年3月~ 2022年2月時点で、デンマーク・英国・南アフリカで増加 2022年3月下旬以降、日本でも増加傾向となり主流となった 実効再生産数:BA.1の1.18-1.4倍 mRNAワクチンの効果は、BA.1に対する効果と同等 ソトロビマブのin vitro活性が低下している 入院リスク・重症化リスクと死亡リスクは、BA.1と同等 Cell. 2022 Jun 9;185(12):2103-2115.e19. doi: 10.1016/j.cell.2022.04.035. SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)について(第8報)(2022.2.16)[accessed on 3/3/2022] medRxiv 2022.02.17.22271030; doi: https://doi.org/10.1101/2022.02.17.22271030 [accessed on 3/3/2022] SARS-CoV-2 variants of concern and variants under investigation in England Technical briefing 38 (11 March 2022)

  22. XE系統の出現、その後の増加なし BA.1とBA.2の組換え体(recombinant) ほとんどの部分がBA.2で、一部がBA.1と入れ換わったもの 2022.1.19に英国で初めて発見された 2022.3.29までに約600例が英国で報告された、ただしその後増加なし 感染伝播性はBA.2の1.1倍程度である可能性が指摘されている 病毒性と免疫逃避など、まだ不明な点が多い 2022.4.11 日本国内の1例目が発表された(海外から入国した人)  2022.3.26に検疫で採取された検体から検出された Weekly epidemiological update on COVID-19 - 5 April 2022 (WHO). https://www-who-int.translate.goog/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---5-april-2022?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=op,sc オミクロン株の組換え体について(11/4/2022). https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/11073-cepr-b11529-re.html

  23. BA.4/BA.5系統 南アフリカ・欧州で、2022年4-5月以降、増加傾向となった 日本では2022年6月以降BA.5が増加傾向となり、第7波の原因となった BA.2より高い感染伝播性? 免疫回避(ワクチンや感染によって誘導された免疫への抵抗性)> BA.2 入院リスクはBA.2より1.69倍高い COVID-19ワクチンの効果は、BA.2に対する効果とほぼ同等~やや低い tixagevimab/cilgavimab(高用量)と抗ウイルス薬の活性はある Lancet Infect Dis. Published:October 18, 2022. DOI:https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00595-3 bioRxiv 2022.05.26.493539; doi: https://doi.org/10.1101/2022.05.26.493539 medRxiv 2022.07.25.22277996; doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.25.22277996 N Engl J Med. 2022 Jul 20. doi: 10.1056/NEJMc2207519.

  24. BA.4/BA.5系統 Kimura, et al. Cell. doi: 10.1016/j.cell.2022.09.018

  25. BA.4/BA.5系統 1. Kimura, et al. Cell. Doi: 10.1016/j.cell.2022.09.018 2. Nature. 2022 Aug;608(7923):603-608. doi: 10.1038/s41586-022-05053-w. 3. デンマークのデータ(プレプリント). Available at SSRN: https://ssrn.com/abstract=4165630 or http://dx.doi.org/10.2139/ssrn.4165630 4. ポルトガルのデータ(プレプリント). medRxiv 2022.07.25.22277996; doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.25.22277996 BA.1/BA.2と比較して1) - BA.1/BA.2感染で誘導された免疫に抵抗性を示す - ACE2との結合親和性が高い - mRNAワクチン3回接種後の中和抗体価がBA.2対する価の4.2分の1 2) - 病原性が高い可能性(ハムスターによる実験) 入院リスクが、BA.2より高い可能性がある(南アフリカのデータでは同等) - デンマーク:ワクチン3回接種した場合で、1.78倍 - ポルトガル:ワクチン3回接種した場合で、3.36倍 COVID-19ワクチンの感染効果は、同等 - デンマーク・ポルトガル:3回接種による予防効果は同等

  26. 入院リスク:BA.5(1.9%)vs BA.2(1.4%)でBA.5の方が高い(aOR 1.69) ワクチン3回接種者:aOR 1.66 既感染者を除外:aOR 1.83 BA.5の入院リスクはBA.2より高い Lancet Infect Dis. Published:October 18, 2022. DOI:https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00595-3

  27. BA.5の症状の特徴 札幌市のデータ(BA.5流行期 39956人) 多い症状:咳(62.1%)、咽頭痛(60.1%)、鼻汁・鼻閉(39.6%)、痰(35.6%)、発熱(39.8%)、頭痛(40.0%)、関節痛・筋肉痛(28.8%)、倦怠感(27.4%)、味覚障害・嗅覚障害(3.9%)、下痢(15.8%) 全身症状・気道症状は20-50歳代に多い 発熱は高齢になるほど頻度が低下する 札幌市の感染状況・医療提供体制の週間分析 概況 (2022年8月24日分) https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/documents/analysis_20220823.pdf

  28. WHO. Weekly epidemiological update on COVID-19 - 14 September 2022. https://www.who.int/publications/m/item/weekly-epidemiological-update-on-covid-19---14-september-2022 7/18~の週から9/5~の週まで 日本が新規感染者数世界1 ※単位人口あたりの数ではない ※全数診断または集計していない国もある

  29. なぜ日本でこれほどまでにBA.5が流行? 世界各国での検査数の減少 ワクチンの3回目接種から時間が経過(6ヶ月程度) - ただしこれは欧米諸国も同じ条件である 日本では、欧米諸国と比較して既感染者が少ない - 日本の既感染率は、英米と比較すると極めて低い - ハイブリッド免疫:ワクチンによる免疫+感染による免疫

  30. 米国のN抗体陽性率(既感染率) MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2022 Apr 29;71(17):606-608. doi: 10.15585/mmwr.mm7117e3. 米国でのseroprevalence(抗ヌクレオカプシド抗体:N抗体)の調査(2021.9-2022.2) 2021年終盤から急激に増加(オミクロン流行) 18歳未満の70%以上が既感染

  31. 英国のN抗体陽性率(既感染率) COVID-19 vaccine surveillance report: 4 August 2022 (week 31). https://www.gov.uk/government/publications/covid-19-vaccine-weekly-surveillance-reports(accessed on 22/8/2022) 健康な17歳以上の献血者のseroprevalence(抗ヌクレオカプシド抗体:N抗体)を調査 2021年終盤から急激に増加(オミクロン流行) 全体の68.6%が既感染(2022.6-7施行の検査) 17-29歳 78.7%、30-39歳 78% 40-49歳 74.3%、50-59歳 66.3% 60-69歳 58.7%、70-84歳 47.7%

  32. 日本のN抗体陽性率(既感染率) 第4回抗体保有調査速報結果(第80回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料5-1) 2021年度新型コロナウイルス感染症に対する血清疫学調査報告(第82回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料3-2-②) 日本でのseroprevalence(抗ヌクレオカプシド抗体:N抗体、S抗体)の調査(2022.2.2-3.6:BA.1流行期) 20歳以上を対象としている S抗体:上記のすべての県で96%以上 N抗体:東京5.65%、大阪5.32%、愛知3.09%、福岡2.71%、宮城1.49% N抗体+診断歴あり:東京6.4%、大阪6.1%、愛知3.7%、福岡3.3%、宮城2.0% N抗体+診断歴あり:全体で4.3%(第6波ピーク時)

  33. ハイブリッド免疫 DOI: 10.1126/science.abj2258 ・ワクチンによる免疫と感染による免疫のいずれも獲得することで、より強固な免疫が得られる可能性がある(抗体、メモリーB細胞、CD4陽性T細胞など) ・ただし、感染しないでワクチンによる免疫のみで対応したほうがよいと思われる ・後遺症の懸念 ・重症化の懸念 ・就労制限 ・家族内クラスター(特に免疫不全者と同居中)

  34. BA.2に対するハイブリッド免疫 N Engl J Med. 2022 Jul 7;387(1):21-34. doi: 10.1056/NEJMoa2203965. 感染はオミクロンより前のもの

  35. BA.5に対するハイブリッド免疫 ポルトガルでの検討、12歳以上を対象 2022.6.1-2022.7.4 2回接種率 98%以上、3回目接種率82%の集団 COVID-19に罹患することによる感染予防効果(未感染者と比較) - 従来株への感染:51.6%、アルファへの感染:54.8% - デルタへの感染:61.3% - BA.1/BA.2への感染:75.8% medRxiv preprint doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.27.22277602; this version posted July 28, 2022 N Engl J Med. 2022 Aug 31. doi: 10.1056/NEJMc2209479.

  36. ワクチン・感染後の中和抗体価 左図:ファイザーワクチン3回目接種後2週間の中和抗体価:BA.4、BA.5、BA2.12.1で特に低い 右図:COVID-19ワクチン3回接種者は75%、BA.1またはBA.2に感染後約1か月時点の抗体価:BA.4、BA.5、BA2.12.1で特に低い N Engl J Med. 2022 Jul 7;387(1):86-88. doi: 10.1056/NEJMc2206576.

  37. D:BA.1が主に流行していた時の入院患者30名:15名がワクチン未接種、8名2回接種、7名3回接種→BA.1感染によるBA.4/5に対する中和抗体上昇は軽度である ワクチンや感染による中和抗体価の上昇 医療従事者に対してmRNAワクチンを2回接種しても、接種後4週間時点のオミクロンに対する中和抗体はほとんど上昇しない 3回接種すれば、すべてのオミクロンのsubvariantにおいて中和抗体が上昇した(BA1/2よりBA4.5で低い傾向がみられた) N Engl J Med. 2022 Jun 30;386(26):2526-2528. doi: 10.1056/NEJMc2206725.

  38. ワクチン±感染による中和抗体価の上昇 中和抗体価 ファイザーワクチン3回目接種4-6か月後(中央値132日後) 3回接種後のオミクロンbreakthrough感染後(中央値80日後) ※BA.1またはBA.2流行期のフランスのデータ ワクチン3回接種後のBA.5に対する中和抗体価の減衰が速い(従来株 11.5か月、BA.1 8か月、BA.5 5.5か月) medRxiv 2022.07.22.22277885; doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.22.22277885

  39. BA.4/BA.5と中和抗体薬 BA.4/BA.5 - sotrovimab × - cilgavimab ○ - bebtelovimab ○ ※cilgavimabは別の研究では効果の低下が示されている Lancet Infect Dis. 2022 Jun 28;S1473-3099(22)00422-4. doi: 10.1016/S1473-3099(22)00422-4.

  40. BA.4/BA.5と中和抗体薬 Lancet Infect Dis. 2022 Jul;22(7):942-943. doi: 10.1016/S1473-3099(22)00365-6.

  41. BA.4/BA.5と中和抗体薬 レムデシビル、モルヌピラビル、ニルマトレルビル、 bebtelovimabの効果は期待できる casirivimab/imdevimabの効果は低い、tixagevimab/cilgavimabの効果はやや低い ソトロビマブの効果は期待できない N Engl J Med. 2022 Jul 20. doi: 10.1056/NEJMc2207519.

  42. ワクチン・中和抗体薬・抗ウイルス薬 ワクチン3回接種によって中和抗体は上昇するが、従来株やBA.1よりも低値かつ減衰が早い(6か月弱) ワクチン3回接種後に、BA.1またはBA.2に感染すると、中和抗体価は著明に上昇し、長期間高値が維持される(6か月以上) 中和抗体薬では、bebtelovimabの効果が期待できる(日本では未承認) エバシェルド(2022/8/30に特例承認)は、やや効果低下(高用量必要) ロナプリーブ®とゼビュディ®の効果は期待できない 3種類の抗ウイルス薬は効果が期待できる

  43. BA.2.75系統(ケンタウロス) BA.2系統の亜系統で、2022年6月2日にインドで最初に報告、インド・ネパール・シンガポールで増加した。スパイク蛋白にG339H、G446S、N460Kなどの変異を有している。 実効再生産数は、BA.5より高い(1.13倍)という報告がある 免疫逃避は、BA.2と同等で、BA.5より弱い その他のオミクロン亜系統と比較して重症化リスクが高いか不明 エバシェルド、抗ウイルス薬はBA.2.75に対するin vitro活性が確認されている 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株BA.2.75系統について(2022.7.8). https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/11276-covid19-ba-2-75.html N Engl J Med. DOI: 10.1056/NEJMc2209952 bioRxiv 2022.08.07.503115; doi: https://doi.org/10.1101/2022.08.07.503115 bioRxiv 2022.07.18.500332; doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.18.500332  Nature 2022;608:462-463. doi: https://doi.org/10.1038/d41586-022-02154-4 DOI:https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00580-1

  44. BA.2.75系統のスパイク蛋白 N Engl J Med. DOI: 10.1056/NEJMc2209952

  45. モデルナワクチン3回目接種後4週間時点での中和抗体価測定(20名の成人を対象とした) ワクチンによる中和抗体価 免疫逃避:BA.1<BA.2≒BA.2.75<BA.4/5 N Engl J Med. 2022 Sep 9. doi: 10.1056/NEJMc2210648.

  46. BA.2.75と中和抗体薬 ソトロビマブとtixagevimabは効果期待できる可能性がある bebtelovimabはやや効果が低い可能性がある Cilgavimabとロナプリーブ®は効果が期待できない bioRxiv 2022.07.14.500041; doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.14.500041

  47. BA.2.75と抗ウイルス薬/抗体薬 ○:抗ウイルス薬、bebtelovimab、tixagevimab-ciligavimab N Engl J Med. DOI: 10.1056/NEJMc2209952

  48. DOI:https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00580-1 BA.2.75とワクチン/抗体薬 A:未感染者のファイザーワクチ3回目接種の4週間後の中和活性(BA.1>BA.2>BA.2.75>BA.4/5) B: bebtelovimab、tixagevimab,ciligavimabは○、sotrobimabとcasirivimabは△ 別の研究でも、 bebtelovimab、tixagevimab,ciligavimabへの活性が確認されている Lancet Infect Dis. 2022 Sep 1;S1473-3099(22)00524-2. doi: 10.1016/S1473-3099(22)00524-2.

  49. BA.4.6系統 BA.4系統の亜系統で、2022年5月に米国で報告され、9月以降増加傾向 BA.4系統と比較して、スパイク蛋白にR346T変異を持つ ワクチン3回接種±BA1.2感染で誘導される液性免疫からの逃避は、BA.4/5系統よりも強い。BA.5ブレイクスルー感染後の中和活性はBA.4.6<BA.5。 bebtelovimabの活性はあるが、エバシェルドの効果は期待できない 重症化や死亡リスクが増大するか不明 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株BA.2.75系統について(第20報)(2022.9.8). https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/2551-cepr/11469-sars-cov-2-20.html Lancet Infect Dis. DOI:https://doi.org/10.1016/S1473-3099(22)00642-9 N Engl J Med. 2022 Oct 19. doi: 10.1056/NEJMc2212117.

  50. N Engl J Med. 2022 Oct 19. doi: 10.1056/NEJMc2212117.

  51. BA.4.6による免疫回避 従来型ワクチン2-3回接種後にBA.1/2に感染した患者(75%が3回接種)で、診断から21日後(中央値)の中和抗体価を測定 BA.4.6に対する中和抗体価は、BA.4/5に対する中和抗体価の2.7分の1だった N Engl J Med. 2022 Oct 19. doi: 10.1056/NEJMc2212117.

  52. 従来型モデルナワクチン3回接種後17日後(中央値)の中和抗体価を測定 BA.4.6に対する中和抗体価は、BA.4/5に対する中和抗体価の2分の1だった N Engl J Med. 2022 Oct 19. doi: 10.1056/NEJMc2212117. BA.4.6による免疫回避

  53. 第8波は来るのか? 2022年10月初旬から欧州・シンガポールなどで増加傾向(英国と米国はおそらく十分調査されていないので明らかな増加傾向としてもこのグラフに反映されない可能性がある) https://ourworldindata.org/covid-cases 欧州では入院患者が2022年9月末から増加傾向となっている https://ourworldindata.org/covid-hospitalizations

  54. 第8波は何が原因となる? 2022年11月現在、今後の流行が懸念されている変異体 - BA.4.6 - BA.2.75, BA.2.75.2, BN.1(BA.2.75の亜系統), BJ.1(BA.2.10の亜系統) - XBB(BA.2の亜系統2つの組換え体) :バングラディシュ・インド・シンガポールで増加 - BQ.1, BQ.1.1(BA.5.3の亜系統) :フランス・米国・ナイジェリアなどで増加(growth advantage 4~% vs BA.5) bioRxiv 2022.09.15.507787; doi: https://doi.org/10.1101/2022.09.15.507787 国立感染症研究所. 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第21報)(2022.10.21)

  55. bioRxiv 2022.09.15.507787; doi: https://doi.org/10.1101/2022.09.15.507787

  56. https://www.nature.com/articles/d41586-022-03533-7 XBB BQ.1 BA.5がまだ主流

  57. BQ.1.1とXBB:著明な免疫逃避 2022年11月時点で、すべての利用可能な中和抗体薬が無効(エバシェルド®・bebtelovimab・ゼビュディ®)である可能性が指摘されている BQ.1.1は、BA.5にRBD領域に3つの変異(K444T, N460K, R346T)が追加 XBB(R346T, N460K, F486S)は、BQ.1.1やBA.2.75.2と比較して免疫逃避の程度がさらに大きい 従来型ワクチン4回目接種、BA.5対応2価ワクチン(4回目接種)による中和抗体価の上昇は、BA.5などと比較すると低値である(臨床データはまだない) 重症化(入院・死亡)リスクの増大の有無は不明 bioRxiv 2022.09.15.507787; doi: https://doi.org/10.1101/2022.09.15.507787 国立感染症研究所. 感染・伝播性の増加や抗原性の変化が懸念される 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株について (第21報)(2022.10.21)

  58. COV2-2196+2130:エバシェルド®、LY-CoV 1404:bebtelovimab、S309:ゼビュディ® bioRxiv 2022.09.15.507787; doi: https://doi.org/10.1101/2022.09.15.507787

  59. bioRxiv 2022.09.15.507787; doi: https://doi.org/10.1101/2022.09.15.507787

  60. 東京都websiteの解説 :オミクロン株は現在更に多くの子孫系統に分枝し、新たな名称が与えられる系統が出てきました。これは、「系統を表す小数点が3を超えると新しいアルファベットが接頭詞として再附番される」というPango系統の呼称規則によるものです。BE,BF,BKの系統は全てBA.5系統の、BG系統はBA,2,12,1、BL,BN系統はBA.2.75のそれぞれ子孫系統となります。 東京都健康安全研究センター. https://www.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/lb_virus/worldmutation/ [最終アクセス 2022.10.17]

  61. 通称? BQ.1.1:Cerberus(ケルベロス、犬) BQ.1:Typhon(テューポーン、巨人) XBB:Gryphon(グリフォン) BF.7:Minotaur(ミノタウロス)

  62. インフルエンザ同時流行する?

  63. COVID-19の流行で激減 本邦のインフルエンザ推計受診者数 - 2020/2021シーズン:約14000人 - 2021/2022シーズン:約3000人 - 2022/2023シーズン:9/5分から公表開始 国立感染症研究所website:https://nesid4g.mhlw.go.jp/Hasseidoko/Levelmap/flu/new_jmap.html 厚労省website:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00010.html

  64. 今シーズンの南半球はどうだった? https://www1.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/cda-surveil-ozflu-flucurr.htm#current 今年は増加! オーストラリアでは、日本と同様に、厳格な感染対策を行っていた2021/2022シーズンまでは流行がなかったが、対策が緩和された今シーズンは流行がみられた

  65. 同時感染は重症化リスク高い 呼吸器感染症を起こすウイルスとCOVID-19の同時感染による重症化リスクを検討した観察研究(2020.2.6~2021.12.8)@英国 インフルエンザとの同時感染は、人工呼吸器管理と死亡リスクをそれぞれ、4.14倍・2.35倍上昇させた それぞれのワクチン接種の影響は不明、治療適応が拡がるかどうかも不明 ワクチン接種と積極的な検査が重要 Lancet. 2022 Apr 16;399(10334):1463-1464. doi: 10.1016/S0140-6736(22)00383-X.

  66. インフルエンザワクチンが重要 2021-2022シーズンの米国ミズーリ州での検討 COVID-19単独感染での入院率3.5% vs インフルエンザとの同時感染 9.2%(入院 aOR 2.02)で、統計学的有意差はなかったが、同時感染で入院リスクが高い傾向がみられた 2022-2022にインフルエンザワクチン接種歴のある群は、同時感染リスクが低かった(aOR 0.36) Virology. 2022 Nov;576:105-110. doi: 10.1016/j.virol.2022.09.009.

  67. インフルエンザはオンライン診療? インフルエンザが流行、かつ、曝露歴がある、かつ、COVID-19陰性、かつ、典型的な症状(発熱、悪寒、気道症状など)があれば、オンライン診療で対応可能かもしれないが、それ以外では難しい? 医療機関を受診した場合は、SARS-CoV-2とインフルエンザを同時に検査 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行に備えた対応(2022.10.18). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001002374.pdf

  68. 新型コロナ・インフルエンザの大規模な流行が同時期に起きる場合に備えた外来受診・療養の流れ (2022.10.18). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001002373.pdf

  69. 新型コロナ・インフルエンザの大規模な流行が同時期に起きる場合に備えた外来受診・療養の流れ (2022.10.18). https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001002373.pdf

  70. インフルエンザワクチンとの同時接種

  71. ファイザー従来型ワクチン2回目+インフルエンザワクチンの成人への同時接種の効果と安全性を検討したRCT@英国 ファイザー・インフルエンザ同時接種 vs ファイザー→3週間後にインフルエンザ 使用されたインフルエンザワクチンは、3価アジュバント含有不活化ワクチン、細胞培養による4価不活化ワクチン、組み換え4価ワクチン(日本で使用されているワクチンは、鶏卵培養による4価不活化ワクチン) 副反応:同等、免疫原性:接種3週間後のスパイク蛋白に対するIgG同等、4種の株に対するHI抗体価同等 インフルエンザワクチンとの同時接種 Lancet. 2021 Dec 18;398(10318):2277-2287. doi: 10.1016/S0140-6736(21)02329-1.

  72. モデルナ従来型ワクチン3回目+インフルエンザワクチンの65歳以上の免疫正常者への同時接種の効果と安全性を検討したオープンラベルRCT@米国 インフルエンザワクチンは、鶏卵培養による高用量4価不活化ワクチン(Fluzone:ヘマグルチニン含有量が通常ワクチンの4倍)を使用 同時接種 vs モデルナのみ vs インフルエンザワクチンのみ 同時接種群での副反応の増加なし 接種3週間後のS蛋白IgGとHI抗体価は、同時接種群と単独接種群で同等 インフルエンザワクチンとの同時接種 Lancet Respir Med. 2022 Apr;10(4):392-402. doi: 10.1016/S2213-2600(21)00557-9.

  73. Lancet Respir Med. 2022 Apr;10(4):392-402. doi: 10.1016/S2213-2600(21)00557-9.

  74. Lancet Respir Med. 2022 Apr;10(4):392-402. doi: 10.1016/S2213-2600(21)00557-9.

  75. mRNAワクチン3回目接種(ファイザーまたはモデルナ)とインフルエンザワクチン(製品指定なし)の同時接種は、mRNAワクチン単独接種より、接種7日以内の全身反応が8-11%増加するが、健康への影響(通常の生活が送れない、仕事または学校を休む、医療機関受診)は増加しなかった インフルエンザワクチンとの同時接種 JAMA Netw Open. 2022 Jul 1;5(7):e2222241. doi: 10.1001/jamanetworkopen.2022.22241.

  76. インフルエンザワクチンとの同時接種可 第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022.7.22)資料1

  77. 米国:他のワクチンとの同時接種可 英国:帯状疱疹ワクチン以外との同時接種可 カナダ:5歳以上の他のワクチンとの同時接種可 フランス:インフルエンザワクチンとの同時接種可 ドイツ:不活化ワクチンとの同時接種可 イスラエル:発表なし WHO:インフルエンザワクチンとの同時接種可 EU:発表なし 他のワクチンとの同時接種(諸外国) 2022年7月時点 第33回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022.7.22)資料1

  78. まとめ オミクロンは、感染伝播性はデルタと比較して高く(2-3倍)、それまで流行していたデルタを駆逐して、第6波の原因になった。入院リスクはデルタより50%以上低いという報告が多いが、感染者の絶対数が著増し、主に都市部で医療逼迫の原因となった(2022年2月)。 オミクロンの亜系統のうち、当初はBA.1が流行したが、2022年3月下旬以降、BA.2が主流となり、6月下旬からはBA.4/BA.5が増加傾向となり(感染伝播性と免疫回避↑)、7月以降、主流(第7波の原因)となった。今後は、BA.2.75、BA.4.6、XBB、BQ.1.1など動向を注視する必要がある。 インフルエンザとCOVID-19の同時感染は予後が悪い可能性があり、ワクチン接種が重要である(インフルエンザワクチンとCOVID-19ワクチンの同時接種は可能である)。

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